お選び頂きたい1体です。
インテリアではなくシンボル的な意味合いで招き猫をお探しの皆様には是非お選び頂きたい1体です。九谷焼の置物の最大の特徴でもある立体的な絵付け技法、凸盛(デコモリ)で彩色され、さらにベースが赤茶色という仕様、まさにこのスタイルが九谷焼の招き猫の原点と言える作品です。ボディ全体に纏ったデコラティブな紋様、デザインの集合が見せる凝縮された密集美。どこかおどろおどろしくも神秘的な姿、圧倒的な個性が魅力的な招き猫です。癖のあるデザインですがクリエイティブなお仕事関係の皆様に強烈にご支持頂いている作風です。30cmという大き目サイズが本格的な招き猫の証です。
作品名にある「盛(もり)」とは九谷焼の置物の特徴でもある「盛(もり)技法」と呼ばれる絵付技法により彩色された作品です。盛技法は粘度の高い絵具をデコレーションケーキにクリームを絞り出す方法と同じ要領で厚く盛り上げる絵付技法となり、その盛り上がった絵具により生まれる立体的な紋様や風合いは、どこか謎めいた神秘的な美しさを創りだします。手仕事での彩色ですので若干、色の濃淡(ムラ)がありますことご了承下さい。
置物に描かれている金色は絵具の境目に隙間がある場合や焼成の際の温度差によるくすみ色ムラがあります。また作品ごとに絵柄の配置や配色に若干違いがある場合もございます。
【招き猫「手」の秘密】
九谷焼の招き猫が挙げている左右の手にはこんな云われがあります。
右手で招いている招き猫は「金運・財運」を招くと云われています。また左手で招いている招き猫は「人・ ご縁」を招くと云われています。挙げている手の意味を知って作品選びをされると作品への愛着も増し運命 の招き猫と出逢えるかもしれません。例えば開店御祝、起業御祝などの場合は右手を挙げている猫を、また 新築御祝、就職御祝などには左手を挙げている猫をお選びになられることをお薦めいたします。 ちなみに私が一番最初に購入したのは右手を挙げている招き猫でした。