牛柄と私 九谷焼専門店 和座、店長の西田でございます。私、昔から牛柄が好きなんです。白と黒が絶妙なバランスで混ざり合うこのデザインが大好きで周囲の大反対にも関わらず最初の仕事用デスクトップパソコンを某メーカーの牛柄のパソコンにした記憶がございます。そしてすでに商品化されている牛柄のちび招き猫ちゃんに続き眠り猫も私の個人的な想いだけで作ってみました。その結果、猫のような牛のような猫に仕上がっております。牛と言わなければ白黒ブチの猫でございます。ただ私個人の感想としては最高に可愛い仕上がりで大満足なんです。なんとなくこの牛柄にキュンとした皆様の共感を得られれば私が幸せでございます。よろしくお願い致します。 静かに佇む眠り猫。時間に追われる日々の中で少しだけ時間が止まる瞬間を感じることができる穏やかな寝息・・・眠り猫の云われは諸説ありますが実際、どの云われが真実なのかは定かではありませんが一様に共通して言えることは猫が眠っていられるような穏やかで平和な日々への想いが、どの云われの根底にもあるということです。手仕事での彩色ですので若干、色の濃淡(ムラ)がありますこと、また金色部分は絵具との相性により、ややくすみがある場合もございますことご了承下さい。 何にも動じず、ただ静かに眠りにつく、安心しきった表情は眺めているだけで心が癒されます。厳かな雰囲気の眠り猫は穏やかで優雅な、ひとときを私たちに与えてくれます。 |
九谷焼には置物を専門に製作する職人がいます。生活空間の欧米化にともない置物を飾る場所や習慣が減少傾向にある現在、置物製作に携わる職人の数もそれにともない減ってきています。非常に高度な造形技術、そして彩色技術を必要とされる専門的な仕事を完全にこなせる熟練した職人は現代では大変希少な存在です。また技術の習得に時間を必要とする為、若手後継者が少ないのも事実です。しかし近年、再び縁起物という日本古来のパワーアイテムが注目され始めたことで置物職人の技が活かされる機会も増え始めてきており伝統の継承という未来への光が少しづつ見え始めてきています。縁起物が日本の伝統文化を代表する作品の一つとしてもっと多くの方々に知って頂き触れて頂ける機会を和座本舗は創造していきたいと思います。 |
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