繊細に描かれた赤絵の超絶技巧 【福島武山一門継承者たち】 九谷焼の世界において赤絵細描の第一人者であり、今、最も希少な作品とも言われる赤絵細描作家、巨匠 福島武山先生に師事し九谷赤絵細描の技術を学ぶ福島武山一門の一人、女性絵付作家、吉田純鼓(よしたじゅんこ)の描く赤絵細描は淡く優しい雰囲気が感じられるやわらかな作風が特徴です。繊細な線描で描くことで本来はシャープでエッジの効いた仕上がりになることが多い赤絵細描作品の中で彼女が描く赤絵は下地の淡い赤と細かく描かれた曲線の組み合わせがふんわりとしたデザインとして表現されいてます。美しい細描であることは他福島武山一門の職人と変わらぬ技術の高さではありますが作品全体が醸す雰囲気は吉田純鼓の世界観で仕上げられている個性的な作風だと思います。作品ごとに絵柄の構図や色の濃淡に少しづつ違いがございますことご了承お願い致します。 【主な陶歴】昭和55年生まれ 平成29年 伝統九谷焼工芸展入選 令和元年・2年 九谷焼細描赤絵の世界 銀座の金沢出品 |
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